高尾山自然観察会 |
数日前。。。
1月13日に大分市でも積雪がありました。高尾山もほんのりと雪化粧。
この時期の季語に『山眠る』という言葉があるそうです。
やまねむる・・・寒い季節になんだか心温まる言葉の響きですが、高尾山の仲間たちは眠ってなんかいませんよ!
ということで、今回は季語になぞらえて俳句・短歌などもおりまぜながら高尾山散策に出発進行!!
いつもの集合場所。
高尾山自然公園 疎林の広場のクスノキには参加者を待っていたかの様にたくさんの鳥たちが集まってきました。メジロやヒヨドリ・・・今回は17種もの鳥たちを発見できましたよ。
『山椒喰まいにちにして声ばかり』 木津柳芽
正式にはサンショウクイの亜種のリュウキュウサンショウクイだそうです。一時もじっとしていないので撮影に苦労しました。
ピリリと辛い山椒を食べた時のように『ヒリリ・ヒリリ』と歌います。
クスノキの葉・実です。
たくさんの野鳥たちが食べに来ます。
葉っぱはショウノウでも知られる香り。そういえば、揉んでみるとほのかにおばあちゃんのタンスの匂ひが・・・
この写真がトウネズミモチ
そしてこれがネズミモチ。
この『トウネズミモチ』と『ネズミモチ』の違いは葉を見るとわかります。
この違い、見つけられるかな???
探してみようのコーナー!!
落ち葉の下を探します。
この時期の落ち葉は天然のお布団。色んな生きものが静かに春を待っています。
ナナミノキです。
この木もモチノキ科の常緑高木です。
モチノキ科に属する木の実は球形のものが多い中、真っ赤なナナミノキの実だけはやや細長く曲がっており、このことから『斜めの木』と命名されたという説があります。
コナラのどんぐりです。
ニョロっとでたピンク色のヒゲはどんぐりの根っこです。
森へ旅立ったたくさんのどんぐりたちの中で、このように根が出るのはごくわずか。
どうか大きく育って森を守ってくださいね。
ロウソクなどの原料になるハゼの実。
秋には見事な紅葉を見せてくれました。
ちなみに、『櫨の実(ハゼノミ)』は晩秋の季語。『櫨の木(ハゼノキ)』は仲夏、『櫨の花(ハゼノハナ)』は初夏の季語だそうです。
ネズミノコバン。
小さなネズミ用の小判です。実はこれ、先ほどの『ハゼの種』なんです!
それにしても鼠の小判とは・・・。名前を付けた人の想像力に感服します。
植物や昆虫、野鳥の名前の由来を考えながらの散策も楽しいですね!